ナルト連載開始26周年に寄せて

2 months ago
2122 Views

今日は『NARUTO -ナルト-』が週刊少年ジャンプで連載を開始してから26周年となります。
きっともうどこかでこの話題をご存じの方も多いと思いますので、少し遅れてしまった分、ちょっとしたエピソードを共有したいと思います。

岸本斉史先生が『NARUTO』の連載を始めたのは24歳のときでした。
インタビューによれば、当時の読み切り作品の評価が思うように得られなかったため、少年漫画での連載を諦め、青年誌でのデビューを考えたこともあったそうです。
それでもネームを描き続けていたところ、編集者から「もう読み切りはやめて、シリーズ用に最初の3話を準備してほしい」と言われ、週刊少年ジャンプ編集部との打ち合わせが決まったのです。

こうして『NARUTO』の最初の章を描き始めましたが、偶然にも同時期に他の2人の作家も「忍者漫画」を提案していました。そのうち1人は当時すでに有名な作家だったため、岸本先生はかなり不安になったそうです。しかし最終的に、連載のチャンスを掴んだのは岸本先生でした。

さらにもう一つの「奇跡」が起こります。通常なら連載決定から約2か月で作品が始まりますが、スケジュールの都合により、『NARUTO』は半年後にスタートすることになったのです。そのおかげで先生は物語をさらに練り上げる時間を得られ、第2話を3度描き直すこともできたと語っています。

Comments

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *